家族に内緒の借金が返済不能に(個人再生)


♦ 相談内容

家族に内緒で多額の借金を抱え,返済不能になった男性が,次第に住宅ローンも支払えなくなり,債権者から自宅の競売手続が申し立てられた事案。

♦ 解決内容

事情を知った依頼者の家族が,「家を残したい」という希望を強く持っており,また,試算によれば,個人再生手続により,住宅ローンを除き,債務額を元の1/5に減額してもらえば,住宅ローンとその他の借金を支払える状態にあることがわかった。

そこで,まず,裁判所に個人再生手続を申し立てるとともに,自宅の競売手続の中止決定を得た。

その後,個人再生手続の中で,一般債権だけでなく,住宅ローンの返済計画を作成し,無事,裁判所の認可を得ることができた。

これによって,競売手続が取消しとなり,再生計画案どおりに返済を継続することで,住宅を残しながら,生活を再建することが可能となった。